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CERO​-​A

by samayuzame

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spicy sweets
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spicy sweets It's really uh, calming? Magical? I'm not sure how to describe it but I love samayuzame's work. Favorite track: 甘き心中はプールサイドで.
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1.
言葉のないポエジーを綴じた わるい夢の短編集 水海月が運んだ薄桃色の福音 底なしの三角フラスコ 犯人を指さすようなくちづけ 恋人以上友達以下の微睡み ルポルタージュの伝言ゲーム 古びたラベルは生物の標本へ 不細工な東京という冷凍都市 油性の噂話 女王の爪先が捏(こじ)つけた陰謀論 花屋の浴室 見下ろした夜景に身を投げたいような  まるで私の方がロボットのような生活  第二音楽室 『こころ』 夏期講習 二進数 読書感想文 「水兵 リーベ 僕の船」 「咲いたコスモス コスモス咲いた」 這いずる食指 破けた腸(わた)に 哀しき意思が処女(おとめ)に宿る のべつ膜無し 死人に朽ち成し 奪われるがまま 毒痛(どくだ)みで結った 慰み
2.
mosaïque 03:55
好み綱渡る 言葉遊び 骨身に浸かり 底の奥で 仄かに騙る 影を踏み 固形のシルエット 震えていた 薄いビニールの膜に綴じた瞬き 憂(う)いの隙で煙る 酒気帯びた囁き 始まりない嘘 曖昧な終わりを 口唇に災い 誘い出せば 真赤に染められ 手垢に汚され 同化する度 混じる境界 モザイクの裏 パレイドリア下 覚悟統べて手探れど ただ知り得るのは容(かたち)だけ 核に触れて 呪(まじな)う愛憎 偽る齢を 両眼に色の目 重ね塗れば CERO-Aのエロ性 表裏一体の体たらくな体 闇に溶けていく 始まりない嘘 曖昧に終わりを 爪先に運命 絡ませれば 真赤に慣らされ 手垢に鳴らされ どうか見透いて 恥じるのを、【darlin'】
3.
真夜中 微熱を冷ますまで 幾錠せびっても 眠らない 計らずに 漂い 出逢いたい 色褪せた退屈に くちびるを交わして ロマンティカ抱いて この街は契れた呪文 呑み込んで 教科書通りの正しさも 今はわからなくていい 誰にも言わない 二人のこと 月並みな小細工で 最期まで 真夏の呼び水 溺れるまま すれ違う思惑に ゆびさきを這わして 堰を切って 言葉を吊った 「取り繕った美談が苦しい」 時間は熟れて 容(かたち)に触れて 初めての痛みを知った あなたじゃなくて わたしじゃなくて 男じゃなくて 女じゃなくて 何者でもない何かになりたい 二人の名前がそれを許さない 誰でもなくて誰でもいい 嘘つきばっかりね “愛”で片づけた虚しさを 今は見つめないで ロマンティカ描いて この街も千切れた絆 埋め込んで 欲に託(かこつ)けた“正しさ”で 今がわからないまま
4.
国道沿いから等しく照らすライトで 明滅する人影 昔に会った人達がどこの誰だろうか きっと識(し)らないままで 待てど暮らせど 田舎のモーテル ふやけた退屈が支配する 堪らず焚いた煙草も まるでつまらなくて うたた寝の中 シーツの波を泳ぐ 現と夢の隙間 仮の世界で生きて 要らない術を縫って 今宵の帳下ろしたら 同じ地獄へ落ちて 2,3時間のロマンスを 距離が縮まるほど煩わしい息の根は 止めてしまえばいい ゼロになりましょう あたかも何もなかったように 生乾きのまま 役立たずの感傷で 移ろう季節抱いて マヤカシの憧憬を 幾何の背徳も感じることはなく 朝(あした)の幕を閉じて 一度きりのロマンスで
5.
からから鳴る喉奥に 欲望を棲まわせては 誰かが頭を撫でる度 眼を覚ます 酩酊して 猫撫で声で微笑(わら)う人 好いて 好かれ 小手先の罠で送り狼 己惚れた 紛い物は要らない者 抑える程 沼田打(のたう)ち廻る 獣(ケダモノ)たちが へらへら笑っていれば 飢えることはないと識(し)っているから 誰かが頬に触れる度 疼きだす 赤裸々に 遠吠えで讃歌(うた)う人と 吸って 吸われ まるで馬の骨 狩り捕って ひと思い 屠殺(ころ)されてしまえばいいと 願う度 腹の底で蠢く 獣たちが
6.
なまにく 01:16
7.
社会的銃弾 飲み込んで 継ぎ接ぎの 盲目な魔法 矛盾だらけのマヤカシに いちばんの仕返しは 最善の復讐に 殺人のススメ 「好きだよ」 口火を切った 息の音 靄がかったままの 行き先に 「正しい価値観なんて、奪って、」 メイルシュトローム 絵空の泡沫 「僕の神様になって。」 融いた 猶予 淡く滲むのは 味蕾 くだらない 安芝居で口説いて 興醒めた 台詞めく言葉 置いていかないで 唇の端から 最短の衝動で 愛人のツトメ 繋いだ 微笑みの間 退屈 見つからないための 手慰み 理解(わか)るの あなただけ わたしと褪せたあの日々に手向けた 夜の花 知る度熱を冷ました わたし 混じる境界に傷食うのは 今 時効にも気づけないで 甘いまま わたしの気持ちだけ 置いていかないで いちばんに脱がして 最低で 最愛の いつまでも 裸のまま 揺るがして 透き通る わたしの気持ちまで 持っていかないで さよならの痕には 最善の復讐を 殺人のススメ
8.
揺らぐ空気が ふたりの音 刺していた 見放された國(くに)で 藍に円(まる)く 燈(とう)落とす 見つけた住みかに 華を喰らう夜のケモノ 幸せに嗤(わら)う声が 視界掠め盗る 誘蛾灯 溺れるサカナ 地を這う極彩鳥を泳がして この夜は二度 触れられない呼動 「寄せて、」「帰して、」 「押し黙ったまま、側にいて。」 過去もすべて飲み干したなら 崩れ落ちる 灰の塔 上気(のぼ)せる逆子 真綿の告白文で ためらうこともなく 今 壊してくれ この楽園ごと
9.
結んだゴムをほどいた時の 髪の毛が匿っていた熱を頬周りに感じる瞬間 塩素の名残に捕まって硬く乾いた髪の毛を解しながら 君は笑う 終わり報(し)らされた季節は 透けてしまえるような半夏生 波打ち際に生まれた密やかな約束 這い上る陽炎に茹立てられた 思慮ゆたかな錯乱 気まぐれた水海月の福音 独り言ちる 甘き心中はプールサイドで 君のこと×した僕と 甘き心中はプールサイドで 誰でもなくて誰でもいい夜を 甘き心中はプールサイドで どろどろに吐露したエレクトロニカ 甘き心中はプールサイドで 張り付く念慮 引き絞る幻想 甘き心中はプールサイドで 振り向く姿は確信犯 甘き心中はプールサイドで 決めてしまえばあとは一瞬の 甘き心中はプールサイドで スポットライト 揺れる水面めがけて 甘く 柔く 暴く 花の如く スイート・プール・悪夢と・スーサイド 静謐に呼吸を綴じて 屋上に揃えた白い上履き 制服を脱いだあの日死んだ 温かな少女 「ねぇ、」 「今がずっと続けばいいのに。」 冷ややかな線香 真夏の呼び水 揚羽の機翼 今際の無重力 甘き心中は・・・・・・・ 君のこと×した僕は 甘き心中はプールサイドで 何でもない何にもなれない夜を 甘き心中はプールサイドで ぐちゃぐちゃと彩擂(さえず)る 肉細工 甘き心中はプールサイドで そんなモラトリアム いつまで 甘き心中はプールサイドで 分厚い沈黙のケースに囚われ 甘き心中はプールサイドで 死の匂いで息を詰めたら 甘き心中はプールサイドで 何も知らなかった君にサヨナラ 甘く 淡く 弾く 泡の如く スイート・プール・ふたりの・スーサイド 甘き心中はプールサイドで 溺れていく このからだは 沼田打(のたう)つ生霊(せいれい) まだ救えない 忘れ棄てられるだろうか 浮遊するように 落ちていく
10.
ハルール 05:22
薄い睡眠(ねむり)で いつも視ていた 乳白色 水霧に囚われて 隣に横たう 氷の微笑 湿るベッドと 啞吃(おしども)る問答 ふたつの温度 重なって繰り返した熱い鼓動 或いは不幸啄んで ファンタジー不感症 ありもしない “永遠”に操立て 透き通る破滅に身体預けて 伏せた 君の憂う瞳の色は瑪瑙 擦れて痛む 侵入感でメロウ 擦り減らすように 満たされてる身体 なぜ 青さに触れるまま 喪った白く冷える肌は あなたの真酔い子 尚更 甘くなる願い 季節の色 花のように散る わたし春売る 花見頃 訪れたジゴロ 内腿伝う残滓殺せば 度にみちづれ 願いは底なし のべつ膜無し 死人に朽ち成し 息も出来ない世界で蒙昧 積もった雪を温め溶かすだけの温度は もうない 突き離すため近づき 融けてゆく影 何度も 悴んだ手を見て憶い出す 獣のように食らう あなた春得る 青空幕引いて 遺された痕も過去も探す わたしは身無し子 今更 もう戻れない 無情の音 煮えるような夜 あなたがルール

credits

released October 28, 2018

PRODUCED by samayuzame
ALL MUSIC & LYRICS WRITTEN by samayuzame
VOCAL : samayuzame

ART DIRECTRION & DESIGN : 幽ユウ

UTAU(Track1) : 雨月、夕歌ユウマ、野苺ロビン、葛駄夜音、カゼヒキ

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samayuzame Tokyo, Japan

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