ど​く​ど​く

from 変身 by samayuzame

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lyrics

朝 眼が覚めて 覗く鏡は
水膨れた 姿を映す
鈍い色
支度気(しどけ)無く 擾(みだ)れた
この患(うれ)う部屋には
おとぎ話の様な
舞台も衣装もなく


赤い林檎 ガラスの靴も
温かい食卓も ここにはないの


視たくない 視られたくない
こんな姿ならば
メスを刺しても
蝶々には なれなくて

何度も 繰り返す夢
戸惑面喰(どぐらまぐら)蝕む
身体 纏う全てが
何もかも 毒々しくて


あなたが蒔いた
毒の種が
哀しみを吸って
今胎(はら)の中で芽吹く


解っている
これからは
若さと性を
切り売りするだけ


この羽 この口
「綺麗」って言って
切り貼りしても
あの娘には なれなくて

眼につけば 整える
堂廻目眩(どぐらまぐら) 何処(どこ)も彼処(かしこ)も
切って 縫って お薬を 沢山
どくどくして 綺麗に変えて

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from 変身, released September 24, 2017

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